1. 茶立玄山手
  2. 尾道本通り商店街広場「はっち」
  3. 火の山展望台プロポーザル案
  4. 飛騨の家具フェス2024
  5. おのみち映画資料館 基本構想
  6. 立花の家
  7. 千光寺サインリニューアル
  8. まるみハウスの窓辺(on going)
  9. 宮の工房ショールーム(on going)
  10. 尾道市御調文化会館(on going)
  11. 正徳町の家(on going)
  12. 古浜町の家(on going)
  13. – DIC川村記念美術館「言語と美術」展会場構成
  14. – 松本平広域公園陸上競技場整備事業プロポーザル・基本設計
  15. – 尾道市千光寺頂上展望台PEAK
  1. 茶立玄山手

    TEA STAND GEN YAMATE

    /26
    • Onomichi, Hiroshima
    • Cafe & Shop
    • 2023

    広島県尾道市におけるTEA FACTORY GENによる日本茶屋の計画。
    尾道の中でもとりわけ風光明媚な山手地区は、斜面に沿って家並みが連なり、瀬戸内海の穏やかな水面と向かい合うように広がる風景と暮らしが一体となった場所である。かつてこの一帯は「茶園(さえん)」と呼ばれ、お茶を愉しむための簡素で美しい建築が点在していた地域でもあり、尾道の港の繁栄を背景に商人たちが庭園に茶室を設け、文化的な交流の場であった。そのような土地の記憶を今に引き継ぎ、日本各地の茶やその文化を共有できる場をこの地に計画した。茶を通じて人々が集い、語らい、時を味わうという営みが、瀬戸内の風景とともに静かに立ち上がる姿を描いた。茶立玄山手では主や客人が茶と対話するための以下のような設えを用意している。

    – 拝見室
    お茶の葉を審査するために設けられた、拝見窓のある部屋。拝見窓とは、北側からのやわらかな自然光を取り込むための天窓付きの出窓であり、お茶の葉の色や質感を確認するために使われる。出窓内部を黒く塗り込むことで光の乱反射を抑え、お茶本来の色味を的確に見極めることができる。店舗で提供されるお茶は、茶師であるオーナーがこの場で一葉ずつ丁寧に審査したものであり、その眼にかなったものだけが顧客に提供される。拝見窓を備えたこの部屋は、生産者でもあるオーナーにとって、茶葉と対話する場であり、日々の想像を支える静かな仕事場でもある。

    – オリジナル什器(丸台, 盆)
    茶立玄山手では、1階のカウンターで提供されたお茶をお盆に乗せ、自ら2階の客間へ運ぶセルフスタイルを採用している。客間に設けられた丸台にお盆を置くと、それがそのままちゃぶ台となり、一席が立ち上がる。
    センの木の一枚板をくり抜いて製作したお盆は福山の土井木工、丸台に巻かれた和紅茶染めのロープは染色作家wuyによる協力を得て制作した。2階の客間は尾道水道を望む、風通しのよい静かな空間である。窓外の風景とゆるやかに対話しながら、自らの居場所を探し、席を設えてもらいたいという想いから、丸台は極力軽量とし、女性や子どもでも持ち運びしやすい構造とした。自ら場所を選び、茶を味わうという行為を通じて、ここでの体験が景色とともに記憶に残るものとなればと考えている。

    – オリジナル照明
    ぼんやりと沈む夕日のあかりや、お茶から立ちのぼる湯気の美しさ、そして日が落ちてから立ち現れる静かな情景をゆっくりと愉しんでもらうために、暗がりと共存しながら小さく周囲を照らす壁付け照明を制作した。日没後にはスタッフがろうそくに火を灯すように、客間にそっとあかりを添えていく。

    – 客室壁面・カウンターの左官素材
    客室の壁面には、パルプや木粉などの繊維を主材とした塗壁を採用している。
    茶立玄が建つ山手地区は急斜面に位置し、車両の通行が難しいため、資材の搬入出はすべて人力によって行われた。軽量で柔らかな繊維壁の材料は、こうした荷揚げの負担軽減や施工コストの抑制にも貢献している。また、繊維壁やカウンターの漆喰には、TEA STAND GENにて製茶・粉砕した茶葉の粉を着色材として練り込んだ。茶葉の粉末は粉砕時間によって粒子の大きさが変化し、それにより色の濃淡を調整することができる。壁面には、なめらかな色合いと色づきの深みを意図して48時間粉砕したものを、手に触れる機会の多いカウンターには、茶葉の粒感をあえて残すため24時間粉砕したものを用いている。使用した茶葉は、1階がほうじ茶と煎茶のブレンド、2階は煎茶、カウンターはほうじ茶。

    設計:プフ設計
    施工:ユーカリ工務店、元山工務店、宮の工房ほか
    内装・什器:赤装、土井木工、wuy
    写真:岡本雄大、鈴木研一、小澤彩聖、石原愛美

  2. 尾道本通り商店街広場「はっち」

    Onomichi Hon-dori Shopping Street Plaza “HATTI”

    /8
    • Onomichi, Hiroshima
    • Public space & toilet
    • 2023

    尾道駅から東西に約2kmにわたって延びる本通り商店街。その中心部に位置する広場の更新計画。
    改修前のこの広場は人通りの多い商店街に面しながらも、広場自体に人の賑わいは少なく、海岸通りから商店街へと抜ける途中にぽっかりと空いた人気のない通過点のような空間であった。くわえて既存の公衆トイレは敷地の奥まった位置にあり通行者の視線が届きにくいこと、広場は普段づかいには少し大きすぎるサイズで人がとどまるきっかけが生まれにくい場所となっていた。
    そこで今回の計画では、子どもが遊び、大人がくつろげるような日陰空間を設け、観光客と地域の人々の双方のだれもが気軽にに立ち寄れるような、商店街の中のささやかな居場所を描いている。公衆トイレは、男女別トイレ、子ども用、車椅子対応トイレといった多様な利用に応じた構成とし、それぞれのボリュームを縦に並列させて敷地中央に配置した。この配置によって視認性と安心感が高まり、同時に広場全体がゆるやかに二つのエリアに分かれることで、それぞれのスペースにほどよいスケールと使いやすさが生まれている。商店街側には、通りに面して気軽に腰かけられる階段状のベンチを設け、敷地奥は車通りのある商店街道路と距離をもったエリアであることを活かし、築山やミスト噴水など、子どもたちがのびのびと身体を動かせる空間をつくった。小さな居場所の積み重ねによって、これまで空白だったこの場所に、人の流れや気配がやわらかく留まるような、広場の新しい風景を描いている。

    基本構想:プフ設計
    基本・実施設計:建築設計事務所 第一工房
    写真:松本慎一
    掲載誌:中国新聞、尾道新聞

  3. 火の山展望台プロポーザル案

    Design Proposal for Hinoyama Observatory

    /9
    • Shimonoseki, Yamaguchi
    • Observatory deck
    • 2022

    山口県下関市の火の山展望台の建替え計画プロポーザル案。
    園路の延長として配置した海側へ緩やかなカーブを描き張り出した「曲線デッキ」、門司の和布刈山方面へ向けて配置した「直線デッキ」、園路からなだらかに下る「階段広場」という3つの要素により構成されている。
    下関・火の山と対岸の門司・和布刈山には、かつて連続した地層を成してたが貫入したマグマを隔てて各々が独立した山となり、マグマから生成された花崗岩が海流に浸食されて関門海峡が発達した地質史がある。
    和布刈山と火の山を結ぶ軸線上に展望デッキを計画し、かつて一体であった大地と海峡越しに対峙することで、下関という深い歴史をもつ場所に流れた時間を感じることを意図した。
    またデッキ東側には、かつてこの場所から都へ続いた山づたいの狼煙の軌跡を臨むことができ、この場所が「火の山」であるという由縁を眺望を通して再認識することができる。

    – 照明計画
    年間を通じて日照時間が確保可能であるため、太陽光パネルと蓄電池を設置し、展望デッキ、階段広場及び園路の照明を再生可能エネルギーでまかない、非常時の電源としても利用できる計画とした。
    海峡の夜景を楽しめるよう眺望の妨げにならない配光計画とし居心地の良い空間とする。
    蓄電池容量は、日没時から深夜までの6時間点灯を目安に勘案した容量。非常時には携帯電話50台分のフル充電が可能。タイマー制御装置を備えることでイベント時の長時間点灯も対応可能。

    – ランドスケープ
    旧展望台の解体による人為的な撹乱により現在の敷地は外来種草本が繁茂している状況であった。
    かつての山頂の風景を想起させるような植生の有り様を考察し、二次自然としての空間性を郷土種の植栽で創出する計画とした。
    敷地中央付近の階段広場は在来種草本による二次草原を管理目標とし、将来へ向けた持続的な植生環境の起点とする。展望を阻害しない外周部は周辺樹林と馴染むように植生回復を促し、草地と樹林の間はグラデーショナルな移行となるよう、低木などで林縁環境を形成する。

    – 構造計画
    直線部はRC造純ラーメンによる橋梁状の構造、曲線部はRC造(一部鉄骨造)の両端部に十分な剛性・強度を持つ耐震要素を配置したラーメン構造。
    直線部は柱本数を最小化することで階段広場での活動の自由度を高め、曲線部は耐震要素のT字壁が水平力を負担することで海側に建つ柱を細くし、眺望に配慮した計画とした。

    提案者:長谷川明建築設計事務所+プフ設計+ヒュマス
    提案協力:まちデザイン, 金箱構造設計事務所

  4. 飛騨の家具フェス2024

    Hida Furniture Festival 2024 – Main Booth

    /12
    • Hida Takayama, Gifu
    • Exhibition
    • 2024

    飛騨木工連合会による「飛騨の家具®フェスティバル」2024年のメインブースデザイン。
    ディレクションは「飛騨の森でクマは踊る」が手がけ、ソヂ大竹絢子と協働で設計を行った。テーマは、飛騨デザイン憲章第3条「心の豊かさ〜こころ豊かに暮らす〜」。この理念に応える空間として、飛騨地域に伝わる伝統的な建築技術「くれぶき」と、その素材である「くれ板」に着目した。
    ブースは、高山陣屋に保存されている約600枚のくれ板を用いた2枚の大屏風、飛騨木工連合会の8社から提供された50本以上の家具の脚を用いた2台の長いテーブルによって構成されている。屏風の材料であるくれ板は飛騨の森の広葉樹から大工の手作業によって作られ、木の繊維の流れや手割りの力加減によって一枚ごとに異なる表情を見せる。そうした“微差”が折り重なることで、光を柔らかく受け止め一部を反射しながら、空間に繊細な質感と奥行きを与えている。長テーブルの様々な意匠の脚は、曲木椅子に始まる飛騨家具の歴史と多様なつくり手の存在を象徴し「飛騨つくり手市」や「FabCafe(飛騨古川)」のサテライトショップの場をかたちづくっている。
    屏風と長テーブル同士は程よい距離感を保ち、どこからでも通り抜けることができる表裏のない構成とすることで、来場者の動線に応じて自然と滞留や発見が生まれるような、開かれた空間を計画している。
    使用したくれ板や家具の脚は、会期後は元の場所へ戻り、再び屋根や家具として息を吹き返す。循環する資源と技術、そして微差が織りなす豊かな質感を通して、「こころ豊かに暮らす」ことの源泉を体感できるブースである。

    設計:プフ設計、ソヂ
    ディレクション:飛騨の森でクマは踊る
    施工:飛騨の森でクマは踊る・こうこう舎
    写真:飛騨木工連合会、飛騨の森でクマは踊る、石原愛美

  5. おのみち映画資料館 基本構想

    Onomichi Film Museum

    /3
    • Onomichi, Hiroshima
    • Museum
    • 2024

    現在、尾道市が運営する「おのみち映画資料館」を、民間の手によって「東京物語記念館」へと改修するための基本構想。尾道が舞台である小津安二郎監督の名作『東京物語』を、日本そして尾道の文化遺産として捉え、国内外にその魅力を発信する拠点となることを目指している。記念館は作品の世界観や背景に触れられる場であると同時に、日本文化、映像美学、普遍的な哲学に光を当てながら、国内外のファンや研究者とともに、作品への理解と評価を深め続けるための拠点として構想されている。

  6. 立花の家

    House in Tachibana

    /15
    • Onomichi, Hiroshima
    • Housing&Sauna
    • 2024

    尾道水道を挟んで市街地の対岸に浮かぶ向島。築およそ60年の木造住宅を、東京から移住した若い夫婦の暮らしの拠点として改修し、敷地内にはウィスキングが可能なサウナを増築した。
    長い年月のなかで、さまざまな住まい手が選び取ってきた素材や構成が折り重なった住まいにおいて、その蓄積を尊重しながらこれからの生活に必要な要素を丁寧に加え、調和を図るように更新を試みた。柱素地の柔らかな木の色合い、玄関先に残された土壁のざらついた表情、そこをすべり落ちる自然光の移ろい、そしてそれを受け止めるあたたかみのある土間。異なる時代の過去の記憶をとどめる痕跡に新たな手つきが重なることで心地のよい調和を生みだしている。
    既存の和室の一部は土間へと改修し、サウナに訪れる人々や近所の方々が集う小さなコミュニティスペースとした。生活と外部との間に穏やかな接点をつくることで、この家が島の社会や環境と関係を育む場となることを目指している。
    敷地内に増築したサウナでは、夫妻が週末に親しい知人を招いてウィスキングの施術を行っている。施術には本場リトアニアでも用いられる白樺に加え、この土地で育まれた植物で編んだウィスクを用い、蒸気と香りをまとわせながらからだに触れていく。地下から湧き出る天然水を使ったかけ流しの水風呂や、里山を望む外気浴スペースも設ることで、立花という地に息づく自然や風土を感じながら心身をととのえるための場所を用意した。
    熱や香りの体験、人と時間の流れが静かに重なり合うことで、夫妻の日常に新たな楽しみが生まれ、ふたりの暮らしが自然とこの場所に根ざしていくことを願って設計した。


    設計:プフ設計
    施工:ユーカリ工務店、元山工務店、宮の工房ほか
    家具:赤装
    写真:松本慎一

  7. 千光寺サインリニューアル

    Senkoji Park Signage Renovation Project

    /7
    • Onomichi, Hiroshima
    • Signage & Map
    • 2024

    千光寺公園内に点在していたサインおよび観光マップのリニューアル計画。
    設計・ディレクションはASとの協働、サイン・マップデザインは菊地敦己氏、マップイラストはつるけんたろう氏。
    これまで各年代・各施設ごとに設置されたことによって形式が混在していた千光寺山周辺の案内板やマップを、既存のデザインを踏まえながら一つひとつ見直し、公園全体の景観に調和するよう再構成している。
    新しいサイン看板はかつて尾道のまちの風景を彩っていた職人手作りの琺瑯板で製作した。縁をわずかに立ち上げるように丸め込むことで琺瑯特有の柔らかな光沢とともにわずかな陰影が板面の表情を際立たせている。そうして成形された板にシルクスクリーンで地図や文字を一枚ずつ丁寧に焼き付けた。昔ながらの手仕事の風合いを引き継ぎつつ新たな風景の一部として静かに存在し続ける案内を目指している。

    設計:プフ設計、AS
    グラフィックデザイン:菊地敦己事務所
    イラスト:つるけんたろう
    施工:西川組
    写真:石原愛美

  8. まるみハウスの窓辺(on going)

    Window space of Marumi-House

    /1
    • Onomichi, Hiroshima
    • Guest House
    • 2025

    尾道市北部、山あいの御調町にあるゲストハウスの一室。小さな角部屋に並ぶ二つの窓のまわりを改修し、滞在者が自然に足をとめ、過ごしたくなるような居場所を計画した。
    ひとつはすぐそばの小川に面し、水の音が心地よく響く。もうひとつは山の稜線を望む窓。どちらも昔ながらの型板ガラスを残しつつ、断熱性を高めるため内窓を新たに設けている。内窓を包むように取り付けた木製の幕板は、隅を斜めに落とした柔らかな輪郭で、窓辺に穏やかな奥行きを添えている。カーテンレールはその奥に収められ、複数のサッシ枠が並ぶ見えがかりを同時に整えた。
    幕板の立ち上がりは、施主が大切にしている小物や漫画を立てかける背景にもなり、窓辺に自然と腰を下ろし、手にとって過ごす時間が生まれるような仕掛けとしている。
    窓台には、空き家バンクを運営する施主が町内の空き家からレスキューし大切に保存していた古材を再利用し、長く使われてきた木の表情が窓の外の風景と室内をつなぐ。音と眺め、手ざわりのある木とガラスが重なり、小さな部屋に静かな親密さをもたらしている。

    設計:プフ設計
    施工:なゆた工務店

  9. 宮の工房ショールーム(on going)

    Showroom for Miyano Kobo

    /1
    • Fukuyama, Hiroshima
    • 2024~
  10. 尾道市御調文化会館(on going)

    Mitsugi Cultural Hall

    /6
    • Onomichi, Hiroshima
    • Cultural Hall
    • 2024~

    尾道市北部の御調町における、老朽化した文化会館の建替え計画。
    敷地は国道交差点の角に位置し、周囲には道の駅や銀行、郵便局など、日常の生活機能が集まっている。誰もがふらりと立ち寄れるこの場所に、御調の豊かな地域文化を「共に育て、享受する場所」が生まれることを目指している。
    建物中央には十字型の多目的スペースを配置。四方向に伸びる枝状の空間は間仕切りによって分割が可能で、規模や用途に応じて使い方を柔軟に切り替えることができる。南北の広場と連続して活用できる構成とし、内外に活動が広がるよう計画した。
    屋外には、芝生広場、屋根付きの半屋外広場、車両乗り入れが可能な舗装広場と、性格の異なる三つの広場を設けた。天候や季節、利用者の目的に応じて、屋内外をまたいだ多様な活動が展開されることを想定している。
    建物の入口は隣接する御調支所の出入口近くに設け、施設間の連携が取りやすい動線とした。半屋外広場を挟んで配置した小会議室は、キッチンを備えた別棟とし、支所の機能補完やイベント時の控室、小規模な催しにも対応しやすい形式としている。
    また、トイレは屋根付き広場にも出入口を設け、文化会館の開館時間外でも利用可能とした。周辺敷地に不足していたアメニティ機能を補うことで、いつでも使える開かれた公共空間として、文化会館全体がにぎわいを生む風景の一部となることを目指している。完成予定は2029年6月。

    意匠設計:カイトアーキテクツ、中西ひろむ建築設計事務所、プフ設計
    構造設計:金箱構造設計事務所
    設備設計:谷端設備設計事務所
    ランドスケープデザイン:KLDO
    サイン:hokkyok

  11. 正徳町の家(on going)

    House in Shotoku-chou

    /1
    • Onomichi, Hiroshima
    • 2025~
  12. 古浜町の家(on going)

    House in Kohama-chou

    /1
    • Onomichi, Hiroshima
    • 2025~
  13. DIC川村記念美術館「言語と美術」展会場構成

    Exhibition Design for "Language and Art"

    /8
    • DIC Kawamura Memorial Museum of Art
    • Exhibition
    • 2018

    平出隆氏により立てられた書物論の論点から、「言語」と「美術」が交差するところに生じる終わりなき「対話」の多様な携帯に注目し、美術家たちの固有の思考や言語に光を当てる展示である。
    言葉が通常のかたちから離れ、造形生を伴いながら拡散してゆく平出隆氏の概念を「空中の本」と捉え、それを具現化する会場構成を試みた。
    「終わりなき」ために、実空間では反復する空間単位の循環という形をとることにし、大きな正方形の展示室内を卍型に4つの空間へ分節した。左右の壁面に美術、そこから等間隔、すなわち中心軸状に設た「透明梁」「吊架線」内に内包された書物の言語により、宙に対話が飛び交い充満する。鑑賞者は身をかがめ、衝突を避け、歩く。そうすることで宙に浮かぶ「対話の」存在を感じることになる。(テキスト:青木淳)。

    展示設計:青木淳建築計画事務所
    構造設計:テクトニカ
    製作施工:ビーファクトリー、東京スタデオ
    竣工:2018年10月
    備考:AS在籍時の主担当作品
    写真:石原愛美
    出典:言語と美術 (発行:DIC 川村記念美術館)

  14. 松本平広域公園陸上競技場整備事業プロポーザル・基本設計

    Proposal and Basic Design for the Matsumoto-daira Regional Park

    /1
    • Matsumoto, Nagano
    • Athletics Stadium
    • 2021
  15. 尾道市千光寺頂上展望台PEAK

    Senkoji PEAK Observatory

    /16
    • Onomichi, Hiroshima
    • Observatory deck
    • 2018~2022

    尾道市千光寺山の山頂に建つ展望台の建て替え計画。かつて山頂には市民に愛されてきた丸い展望台が建っていた。2018年のプロポーザル時の提案は、山頂エリアの敷地西側に位置するロープウェイ駅から、東側に建つ丸い既存展望台にむかって橋を架ける、というものだった。東西に伸びる橋の南には尾道水道と瀬戸内のしまなみが広がり、橋を渡るというその移動時間さえも魅力的なものに思えたが、実際に既存展望台を保存改修することは難しく取り壊さざるを得なかった。そうして行き先を失った東西に架かる移動空間である橋だったが、行き先を失ってもなお美しい眺望を前提に、それそのものが展望台として計画されることは自然な成り行きとなった。
    訪れる人々は、急な坂道を徒歩で登るか、ロープウェイで山頂まで直接アクセスする。坂道を登ってきた歩行者は景色を眺めながら坂の延長のようなゆるい階段を登り、ロープウェイの乗客は降車後エレベータに乗ることで坂道を登ることなく、直接展望台を訪れることが可能となった。幼稚園や小学生の頃に坂道を登って遠足で訪れたという高齢の方が、ロープウェイに乗ってまた思い出の場所にやってくることができる。だれでもが様々な方法で山頂にアクセスし眺めを共有することは、平地のない尾道ならではの切実な願いだった。このように様々な経路を千光寺山の「樹上に浮かす」という極めて単純にも思える操作により、展望台すなわちその歩行体験によって山頂の既存環境そのものを少しばかり更新することを目指した。

    意匠設計:AS(青木淳建築計画事務所より改組)
    構造設計:金箱構造設計事務所
    設備設計:森村設計
    ランドスケープデザイン:ヒュマス
    サイン:菊地敦己事務所
    照明:YAMAGIWA
    施工:大成建設
    写真:阿野太一、石原愛美
    設計期間:2018年6月〜2020年9月
    施工期間:2021年1月〜2022年3月
    備考:AS在籍時の主担当作品

    掲載紙:
    GA JAPAN 176 地方の建築(家)
    新建築2022年6月号
    日経アーキ2022年6月23日号
    カーサブルータス特別編集 建築を巡る旅
    GA JAPAN 182 百の納まり

石原 愛美(代表)

Contact
建築家, 一級建築士
1988 東京生まれ
2014 リヒテンシュタイン国立大学交換留学
2016 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了
2016- 青木淳建築計画事務所 ・AS
2023- プフ設計
2023- 日本福祉大学非常勤講師
2024- 東京藝術大学教育研究助手

受賞歴

  • 第8回ダイワハウス住宅設計コンペ 優秀賞
  • 東京藝術大学吉田五十八修了制作賞(建築科最優秀賞)
  • トウキョウ建築コレクション全国修士設計展 グランプリ
  • JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展 優秀賞

青木淳建築計画事務所・AS 担当物件

  • LOUIS VUITTON GINZA NAMIKI 基本設計
  • DIC川村記念美術館「言語と美術-平出隆と美術家たち」会場構成
  • 多摩美術大学 平出隆 最終講義=展 Air Language program 会場構成
  • 青森県立美術館 エントランス改修計画
  • 尾道市千光寺頂上展望台 基本実施設計・現場監理
  • 松本平広域公園陸上競技場整備事業基本設計プロポーザル(最優秀賞)
  • 松本平広域公園陸上競技場整備事業基本設計
  • その他プロポーザル等

鶴井洋佑(スタッフ)

1998 神奈川県生まれ
2022 アアルト大学交換留学
2025 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了
2025- プフ設計